台湾初心者の戯言

台湾の大学を卒業した日本人が、日本社会の荒波に揉まれていくさま

二つの世界線

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あれやこれや言ってたけども、台湾に戻ってきた。

そして気づいたらもう3月になっていた。

台湾に帰りたくないと、このブログでも散々言っていたしTwitterでも周りにも言っていた。

実際帰る前日は終電まで飲んでたし、帰ってきた時点ではスーツケースを開けただけで荷物はほとんど詰めていなかった。

次の日は帰る日だったけど朝から美容院予約してたから、結局終電帰りでほろ酔いの状態で荷物を詰めてって感じだった。

成田についてもテンションは当然低いまま、飛行機に乗っても全然テンションのらないからずっと映画を見てた。

食事でビールを頼むとき、台湾人のCAさんにお兄さん随分お若く見えるけど二十歳超えてますよね…?みたいなやりとりから、CAさんと飛行機を降りる時しばらくお話をしてた。

荷物を全部受け取ってバスに乗る時に、たまたまそのCAさんとすれ違って軽く会釈をしてくれた。

でもやっぱり桃園の空港ではずっとうつむきながら歩いていた。

帰りのバスの中、高速道路から眺める風景はなぜか初めてきた場所のように感じた。

けども、初めてみたときの感動みたいなものは全然なかった。何回も通ってる道だから当たり前なんだけど。

随分長い前振りだけど、とにかく台湾に戻ってきた。

今日で2回目の夜だけど、今までの休み明けと心持ちが変わった気がするから、ちょっと書き殴ってみる。ついでに冬休みの記録をつけておく。

あくまで備忘録的なアレと自己満足のため。

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ぼくは留学なんてしたことない

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すっかり春の陽気になりつつある東京、今日も綺麗に青空が広がり、それを見ながらぼーっとしてる。

そろそろ帰るのに、帰る日まで予定はいっぱい。

それどころか荷物の一つもまとめてない。

あと一年半かあー、そんな感じ毎日。

 

台湾生活も既に折り返し地点を通過して久しい。

このブログも1年以上書いてるから、そう考えると結構の時間が過ぎてるんだなあと感じる。

このブログは当初、自分の台湾生活における毎日を断片化して残しておくというのをコンセプトにしてやっていた。

その中でも留学生活からの視点という部分が、結構ウエイトとしては大きな部分を占めてたんだと思う。

でも最近色んな人がネットで留学についてシェアして、自分もそれを進んで読むようになってから思ったことが、自分って多分人生で一度も留学したことないんだなあって思った。

じゃあ今までのは経歴詐称だったのか?と言われるとそうではなくて、自分はあくまで偶々進学先が台湾の大学であったというだけで、留学なんてしてないんだなあと、それは気持ちの中でも問題としてそう感じる。

 

そもそもじゃあ留学ってなんなのかって聞かれると、どういう言葉で説明すれば良いのかよくわからない。

ただあくまでぼくの言葉で言うなら、すごく雲の上にあるような行為って感じ。

 

多分ぼくは留学なんてしたことないんだと思う。

 

日本に帰ってからまたタバコを吸うようになってしまった、台湾帰ったらまたやめるのかなあ。

 

Hsiao-Jen.

帰りたくない

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ある時は台湾が好きと言い、ある時は日本がいいという。

情緒不安定かよ。

たった1ヶ月しか帰ってなかったのに、すでに台湾にいたことが記憶の海の遥か遠くに行ってしまった。

ほんとは来週日曜に帰るつもりだったが、あまりに帰りたくなかったのと、どうせすぐ四連休で授業が休みになるので、日程を少し遅らせてしまった。

いざ台湾に帰ってしまえばなんてことはないんだが、色んなものを置いて台湾に行かなきゃ行けないこの気持ちは、なんたるや想像つかない。

 

日本のさ、冬の夜ってやっぱりいいよなあ。

しんとした寒さで、夜道はちょっとお風呂の香りがしてさ。

実家だとあんまないけど、ちょっと西側に行くとそんな感じよ。ぼくはすごく好き。

将来は東京西部に、ちょっと無理して大きい家を買いたい。

 

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写真うつりが悪いことで有名なぼくだが、めずらしく盛れ写真撮れたので自己顕示欲を満たしておく。

 

ぼくはきみが好き

恋の山手線

恋の山手線

 

 

Hsiao-Jen.

 

夢喰い虫

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昨日か一昨日か、不思議な夢を見た。

チャリに乗ってて、横断歩道を渡ろうとしたら横のトレーラーに積まれてた「ゆりかもめ」の車両が落っこちてきて、下敷きになるという夢。一晩で二回見た。

間一髪頭には落ちず、背中とか肩のあたりに落ちてすげえ痛い痛いって夢だった。

あとで起きたら、肩がめっちゃ痛くて泣きながら湿布を貼ってバイトに行った。

 

ぼくは自分のことが冷酷な人間だと思ったことは、人生で今まで一回も思ったことがなかった。

あと人に対する自分の言動で心を傷めるような経験をしたことがあんまりなかった。

ちょっと前の話だけど、多分人に対してすごく酷いことをしたんだと思う。

酷いことをしたっていう感覚は正直あんまりない、あまりに冷たすぎて感覚がなかったのかもしれない。

まあとにかく、後で自分にしっぺ返しがくるんだとは思うから覚悟はしなきゃと思う。

でもぼくは現実主義者で完璧主義者なので、今回のことも仕方がない思うようにしている。

 

また最近ずっと大滝詠一さんの音楽を聞いている。

いつも音楽の話をするとすぐNiagaraだの大滝詠一だのって言ってるぼくだが、実は普段は百恵ちゃん・聖子ちゃん・ユーミン山下達郎スピッツスキマスイッチ東京事変椎名林檎Yellow Magic Orchestra・細野さん・ほか60'sの洋楽等々結構いろんな曲を聴いている。

んで最近はまたNiagara

青空のようにっていうNiagaraカレンダーに入ってる有名な曲があるんだけど、久々に聞くとすごく好きな曲だなあってなる。

にっこにこ顔 しっかめ面 きみはお天気屋さー。

ぼくもそういう人間なのかもしれない。

あくまで自分中心で、なるべく自分中心でうまくいく世界観を作れるように、これからも努力したいと思う。

 

Hsiao-Jen.

現実と非現実の狭間で

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随分と長いことブログを更新してなかった。

試験も一応無事に終わり、日本に帰国して早一週間が経ってしまった。残りは3週間。

この一週間ほぼ休みなく、バイトや金沢旅行とかをしていたら全然ネットに触る時間がなかった。

気づけば中毒のように使ってるTwitterも全然開いてなかった。

リアル充実していますアピールSNSであるところのInstagramぐらいだろうか、ちゃんと使ってたのは。

 

台湾にいて台湾がやっぱり好きなのかもしれないと書いたのと、4年で帰るのはもったいないと思うとぼくは確かに言った。

しかし日本に帰り国内旅行をすると、やはり日本にいたいという気持ちになる。

日本人なのに、周りが日本人だらけという状況に少し戸惑う時があるのは内緒だが。

やっぱり血は入れ替わらないし、そういう風にできているのだなとふと思った。

 

Hsiao-Jen.

 

中国語/台灣華語の拼音系統について(漢語拼音と注音符號)

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あけましておめでとうございます、昨年1年間このブログに足を運んでくださった方々ありがとうございました。

2019年も大学生活にもがき苦しみながら、適当に記事を書いていきたいと思いますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

まず最初に頭の写真について、年末知り合いと行った滷味がおいしかったのでシェア。

 - 白帝城川式滷味 公館總店

住所:臺北市中正區羅斯福路四段136巷8號

捷運公館站、國立台灣大學から徒歩圏内。

そこそこいい値段したのと、結構混んでいたので結構待ったんだけど、久々にちゃんとしたご飯を食べた感じ。

麻辣にしたからか、台灣の普通の滷味ってよりかはどちらかというと大陸寄り?っぽい味だった。

おいしかったのでまた贅沢できるときに行こうと思う、ビール片手に食べる滷味はうまい。台啤(台湾ビール)ほんとは金牌より經典がいいけど残念ながらここは金牌だけしかなかった。

 
本日の本題

さて本日の本題、数日ぐらい前にTwitterで中国語学習の上で拼音系統はどちらを使うべきかみたいなツイートを見かけた。

最近台湾界隈?の人たちをTwitterでフォローし始めたけど、おそらく発端は台湾界隈の日本人の人たちのツイートだと思う。

どういう経緯でそのツイートが広まったのかよくわからないんだけど、斜め読みする限りでは中国語学習時に用いる拼音系統の違いで発音がどうこうって話っぽい。

まずまず拼音系統っていうのは何かって話なんだが、簡単にいうと中国語の発音記号と思えばいいと思う。

日本人が中国語(ここでは所謂普通話と呼ばれる北京官話と、台灣華語を指す)を学習する上で、おそらくほとんどは「漢語拼音」と「注音符號」のどちらかを用いて、中国語を学習すると思われる。

なお台湾人は「注音」、中国大陸では「拼音」を使って中国語を学習する。

長くなりそうなので一旦区切る。

※なお途中でも言ってますが、ぼくは言語学は全く学んだこともなくど素人です。

あくまでいち中国語学習者としても個人的な意見ですので、そこの点ご了承下さい。

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なにかと葛藤の一年だった

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さっきはてなからメールがきてた、このブログも今日で1年経つんだって。

わざわざメールがきてびっくりした。でもそれ以上にこうやってメールが来ると改めて、よく自分が飽きずにブログ続けてきたよなあって感じ。

とにかく台湾生活での鬱憤や日々の悩みを吐き出すという点では、このブログはしっかり役目を果たしてくれている。

そして気づいてなかったが、案外見てくれてる人がいるみたい。

結構はてなを使ってない人が見てくれていたりするらしくて、それで余計に気づかなかった。私の拙作を見ていただいているみなさまに感謝。

 

もうすでに2年半近く台湾に住んでいるが、このブログを始めてから今までの一年もやっぱり葛藤だらけの一年だった。

大学3年生になってもやはり慣れないことには慣れないというか、居心地に対する違和感というのは常に感じる。多分それはもし10年20年住んでも同じだろうと思ってしまう。

生活習慣という点では随分なじんではいるのだが、どこか心の中でそういう風に感じる瞬間がある。理由は不明だが。

 

今週は火曜日に一個大きいプレゼンが終わり一気に肩の荷がおりた感じ。

元々人前でプレゼンとか苦手なのに、中国語を話さなきゃいけないのは毎回言ってるが非常に苦痛。

今回のはグループワークだったので、ぼくの部分はせいぜい3-4分だったのだがそれでも結構しんどかった。

ただ大学3年目にして初めて緊張の度合がマシになった気がする。

内容が多く時間制限ギリギリということもあり、自分の部分は必ず4分以内にしないといけないっていう厳しい条件ではあったし、当然グループ全体の評価に繋がるので適当にやるわけにはいかない。

まあでもとにかく無事終わったからよかった、自分の内容が半分を超えたあたりでいきなり緊張しだしたけど、もうその時には遅かったし一気に読み切った。

現状改善点はたくさんあるけど、それを今すぐあの場で解決できるなら人間はもっと最善手を選択し続けられる生き物になってるから。

 

1個前の記事でも言ったかもしれないが、最近やっぱりもうちょっと台湾にいようかなという気持ちが出てきている。

しょっちゅう日本に帰りたいとは言ってるし心の中でもそうなのだが、それは同時に早くお金を稼いで経済的にも独立したいということである。

ただたった4年で台湾から帰るというのも、少しもったいない気がしている。

かと言って自分の経済的ベースは日本に置きたいので。

というか多分そうしないと将来日本に帰るのが非常に厳しくなるし、台湾で生活基盤を置くというのは日本よりもお金がかかる。だって不動産価格だけ取ったって、あんなん誰が買えるんだよ、そっち方面の学者だって頭抱えてるんだから。

更に勉強好きじゃないくせにもうちょっと勉強したい、近代史かアジア情勢について学びたい。と思ってるから、大学院に行きたいという動機はそれなりにある。

しかし問題は、文系で院に行ってその先どうするかという問題だ。

おそらく大学はこのまま今の大学を卒業することになるけど、そのまま台湾にのこったら台湾で働く?それとも学術界に身を投じる?いや無理無理。

しかも今大学で学んでること(学科)なら、ぶっちゃけ大学出てすぐ仕事したほうがお金になると思うんだよね。

お金の話か、って言われるかもしれないが人生はお金がなくては何もできないでしょ。

何するのにもお金は必要だし、ぼくは自分がやりたいことを不自由なくできるぐらいお金を稼ぐのがモットーだから、そこも非常に大切。

ほんとこの気持ちを誰かに相談したいのだが、現状台湾に相談できる人がいない。

日本人も台湾人もみんな日本に行ってしまうから。

 

こういうことを考えてるうちに、日本に将来性はあるのか。

やっぱり日本から脱出するのもありなんじゃないかと思ったりもするのだが、かと言って台湾も安泰かって言ったら実際かなり微妙なのと、やはり血の中身は入れ替えられない。

きっと自分は日本に帰りたくなるから(というか今も常にそうだし)、とにかくいろいろなことが堂々巡りしてる。

 

昨晩はプレゼンが終わった安心感から反動で何もやりたくなくなってしまい、家に帰ってから長いこと寝てしまった。

というか昼前に帰ってきて、朝から何も食べずに夕方まで寝ていた。

起きてからいろんなことが一気に頭の中回って勉強できなかったので、家の下で叉鴨飯

買ってきてつまみながら深酒してしまった。

なるべくそういう時間は減らしていきたい、そう常に思っている。

日本にいても台湾にいても結構そういう時間はできてしまうが(台湾のが少ないとはいえ)時間を浪費しているだけなのでほんとにやめたい。

先のことを考えるのもいいが、目先のことも気を抜かずにやって実績を積み重ねなさいって自分に常に言い聞かすようにする。今まで以上に。

 

Hsiao-Jen.