前の記事で話したけど、今週は5連休だったからちょっくら遠出して来た。
去年の連休は割と計画立てて遠出してたんだけど、今年は1週間ほど前にやっと行き先を決める計画性のなさ。
しかもこの休みって、お盆休みみたいなもんで、公共交通機関のチケットもほぼ売り切れ。
ただ今回は1人旅だったので、どーせ泊まっても時間をもて余すだけだったし、日帰り弾丸旅行で南部の街「台南」に行ってきた。
というわけでそのときの行動記録をしておく。
台南を選んだ理由。
台湾に来てもう2年近く、それ以前にも数回台湾には来たことがあったが、未だ台中以南と東側はほとんど行ったことがない。
今回の休み、本来は東側に行きたかったのだが、東側は交通の便があまり良くないのと、案外コストがかかる。
しかも泊まりがけじゃないと行程的にしんどそうだったので、だったら西側の街に行こう。となって、そこで選んだのが台南。
あとは台湾人、こっちにいる日本人、Twitterの人たちがみんな口を揃えて、
#台南はいいぞ というのでそんなにいいなら行ってみようと行った次第。
前情報では、ご飯が安くてうまい。なんて話を聞いていたので、おなかいっぱいにして帰ってこようと思いつつ、半ば勢いで高鐵(台灣新幹線)のチケットを購入した。
ノープランandノープラン。
とりあえず勢いでチケット予約し購入したものの、ギリギリに取りすぎたせいで全然席がない。
結局14時現地着、22時現地発、という超弾丸行程となってしまった。
んで本来ならチケット取る前後でどんなところに行こうかとか調べるのが、おそらく世間一般的な旅行なんだと思うが、ぼくはチケットを取っただけで満足。
後は当日の移動時間で調べればいいや、という適当ぶり。
基本的に旅行は目的地以外決めたくないタイプで、特に今回のような1人旅の場合は特に、敢えて最初から目標とか作って、それに自分が縛られて行動するのが嫌なので、大体いつもこんな感じで行動してる。
今回に関しては、もしかしたら入るかもしれなかった「國立成功大學」という有名な国立大学を見に行く、という以外にはおなかいっぱい飯を食べるという目標しかなくて、飯は現地着いてから考えるつもりだったので、大学の場所以外は事前に全く調べてなかった。
ちなみにさっき移動中に調べるつもりと言ったが、結果は移動中爆睡していて気づいたら台南についていた。
そんなわけで以前投稿した三峽 基隆の時以上に、観光的見どころはない(前回もノープランだったけど、別に人がいたのでまだ観光らしい観光をしてた)
けどこのブログにそんな期待をしてる人がいるとは思えないので、純粋に回ったところだけ書いて行く。
國立成功大學 - 台湾を代表する国立大学
名前から既にすごそうなオーラ出まくってる、國立成功大學。
台湾の京大ぐらいと思えばいい。医学部から文系まで一通りある、エリート総合大学。
まず光復校區(キャンパス)ってなんだよ、道路挟んで対面は成功校區・勝利校區という名前らしい、名前だけでもうめっちゃ強そう...
全然エリートじゃないぼくも何故か某学科にて合格を頂いてたのだが、最終的には行かなかった。
でもどんな大学かだけはいつか見ておきたかったので、今回行ってみた。
台北だと台湾のトップ大学、國立台灣大學が圧倒的な広さを誇るキャンパスを持っているが、台南の成功大學もなかなかデカイ。
もしかしたらこっちの方が広いんじゃないか?ってぐらい。
キャンパス地域一帯に、でっかい附属病院もあるから余計にそう感じるのかもしれない。
同じ国立大学でも、自分らのとことは大違い。
こういう大学ってもうちょっとした公園だよね、普通にきれいだった。
広過ぎて移動大変そうだな…って感じだった(小並感)
でも大学のレベル的には恐らく成功大學のが上だったから、それだけ考えればあっち選んだ方が良かったのかもしれない。
- 大学附属病院の看板、なんでも治してくれそうなオーラを感じる()
とりあえず街を歩く。
成功大學を周り終わった時点で既に時間は午後4時前、朝から何も食べてないからおなかがすいてきた。
どうせならおいしいもの食べようと思って来たのに、何も調べてないからどこに何があるのか全然わからない。
というわけでGoogleマップを開いて、良さげなところを探す。
台湾だし、やっぱり夜市を目指そうと思って、出て来たのが花園夜市。
ところがどっこい、経路を調べてからバスに乗ればいいのに、何も考えず来たバスに乗ってから経路を調べだし、結果バスは全然違う方に向かっていたので、仕方なく40分ほど歩いて向かうことにした。
無意識というか、ひとり旅の時はそういうことをやってしまいがちである。
行く先々で偶然何かいいモノを見つけることもあるし、ある意味では故意でこういうことやってしまう。
テクテク歩く途中、良さげなお店を発見。
ぼくは「乾麵」という字に目がない。
読んで字のごとく、すごくローカルな台湾料理で、別にどこに行ってもすぐ食べれるモノなのだが、夜市につく前に腹ごしらえ。
写真の通り、非常に素朴。全く写真映えしないが、これがまたうまい。
45元と聞いて、ちょっと高いな。と思いつつ、いざ食べて見たら結構量が多く、しかも台北のより美味しい。
台北だから、台南だから、というのはあんまり関連性がないのかもしれないが、ここのは味が割としっかりしてて、ぼんやりしてない。非常にぼく好みでおいしかった。
花園夜市
それからまたしばらく歩き続ける。
街をゆっくり観察できるし、途中でおいしいご飯にありつけたし、やっぱりこういう旅が好きだな。とか思いつつ歩いてたら、即席で作った目的地である花園夜市についた。
調べてる過程で知ったことなんだが、台南の夜市は台北とかの夜市と違って、空き地みたいなところに決まった曜日に突然現れるスタイルらしい。
日本で言えば、お祭りの時にだけ神社に縁日の屋台が来るみたいな感じ。
じゃあ他のところは?というと、大体あらかじめ整備された場所(商店街みたいな)があって、決まった場所に大体いつも同じ屋台が出る、屋台以外にも建物内にお店がある。
そういうスタイルの夜市が殆どだったので、実際行ってみてちょっと不思議な感じであった。
ほんとに神社に来る縁日の屋台というか、イベントで臨時にやっているというか、そんな感じの夜市。
当然そういうところは屋根とかないから、雨とか降るとやらないとか。そういうのもあるらしい。
場所によって特徴があるのは知らなかったし、面白い。
とりあえず一通り回った後に、適当なところに入った。
屋台と、その後ろに机が大量に並べてあって、そこで座って食べるスタイルの店。
食べ歩きにしても良かったけど、鞄で片手が塞がってたので座って食べれるところを選んだ。
炒米粉(ビーフン)と滷牛肉(醤油ペースで味付けた牛肉、たぶん筋のとこ)、140元。
ビーフンは40元とやすかったが、牛肉の方がちょっと高かった。
夜市価格と思えばまぁまぁ納得と言ったところ。
それより肝心なのは味、めっちゃうまい。牛肉は特にうまい、ビールのつまみに最高。
酒ダメって書いてあったので飲まなかったが、陽が沈む直前から空を見ながらビール、それができたらほんとに至福の時間である。
※営業日が流動的らしいので要確認。土日は基本的に開いてるっぽい。
ノープランに始まりノープランで終わる。
さてうまいご飯でおなかいっぱいになった、ここまで観光という観光は一切してない。
時間は7時前ぐらい、陽が沈んでいい感じの空気になってきた。
とりあえず帰りの電車に乗り遅れるのが怖かったから、中心街にある国鉄駅まで戻ろうと思いバスに乗る。
以前ここで言ったか忘れたけど、ぼくは街歩きが好きなので、とりあえず駅周辺を散策。
線路沿いを歩いてみたら、ちょっと日本を思い出すような光景。
あまり日本統治時代という言い方をするのは好きではないが、どこか日本らしさを感じる時がある。
実家の近くを走る小田急線の線路沿いにちょっと似ているような気がしなくもない。
台南火車站に戻ってきた。
駅舎が古いせいかもしれないが、なんか東南アジアテイストを感じる。
台中もそうだったけど、台湾は南部に行けば行くほどフィリピン系の人とかタイベトナム系、インドネシア系の人が多い気がするので、そのせいもあるかもしれない。
東南アジアの国々は行ったことないので、イメージで語っているだけだけど。
ここから高鐵台南站(台湾新幹線の駅)まで、おおよそ30分。
ほんとにアクセスがよろしくない、これも調べてなくて今日着いてから初めて知ったことなんだけど。
というわけで普通電車に乗ったが案外時間に余裕があったのでまた途中駅、仁德車站という駅で下車。
Googleマップで見たら、工業地帯沿いの駅。
駅前は何もなく、ただでかい道があるだけ。
東南アジア系の人たちが結構いたけど、台湾人はほとんど見かけず。
30分ほど歩いただろうか、日本の田舎とはまたちがう雰囲気なんだけど、台湾のほんとの田舎ってか、郊外の田園地帯というか。そんな感じの場所だった。
途中異様な雰囲気漂う建物を見つけて、ちょっと気味が悪かったけど。
このあと雨が降りだしてしまったのと、そこそこ満足してしまったので駅に戻り、結局1時間ほど早く高鐵站につき今回の弾丸ツアーは終了。
時間を持て余してしまったので、 また電話をかけ一緒に暇をつぶしてもらう。
その後電車に乗り、日付が変わったあたりに無事台北車站に到着。
簡単にまとめ。
相変わらず締まらないので、一応簡単にまとめ。
同じ台湾ながらも、南部は全然雰囲気がちがう。
当たり前と言われればそうかもしれないけど、ちょっと非現実的な時間を過ごすことができて、個人的には随分満足できた旅だった。
今回はあまりお金を気にしなかったが、台南は台北に比べるとまだ物価が安いらしくそれでいてご飯は美味しいので、グルメツアー的旅程を組むのも十分楽しいと思う。
夜市も割と良心的な値段で、しかもお店も色んな種類があって選びがいはあるしめちゃくちゃ美味しいし。
ただ前情報で仕入れてはいたことだが、交通の便が非常に悪い。
台南までのアクセスもそうだが、市街地もメトロはないし、バスも本数が少なかったり道が混みすぎてて全然進まなかったりと色々。
みんながタクシーとかバイクで移動したほうがいいって理由がよくわかった。
ただ街はそこまで大きくないので、ぼくみたいに永遠と歩いてられる人だったら、歩いて散策するのも街並みをゆっくり観察できるからおもしろいと思う。
暑くなるとちょっとしんどいけど。
また行くか、と聞かれたらどうだろう。誰かが一緒にいれば行くかもしれないが、一人でまた遊びに行くことはないかもなー、って感じ。
関係ない話たち。
毎度恒例となりつつある最後のコーナー。
最近段々このブログに寄ってくださる方が増えてきているようで、非常にうれしい限りです。自己満足で書いているから、あんまり大したことを書いてるわけじゃないけど。
リアルの知り合いにも読んでいただいてるようで先日、めっちゃ更新してるけど暇なん?って言われたので、これに関して答えておくと。
暇な時は暇かもしれないけど、暇だから書くというより忙しくてストレスがたまるからそれを抜くために勢いで文章を書いてる、って感じ。
むしろ暇なときはそこまでブログ書かない、書かなくてもストレス抜き切れてるから。
シャワーとか入って一人になってる時間で頭の中で言いたいこと考えて、それを出たあとに一気に書いたり、あとはちょっとした空き時間で書きだめしてたり。
そんなスタイルでやってます。同時にここに書いていることって、自分の中での悩みだったりもやもやだったりするから、それはおかしいよ。とかそういう意見はめっちゃ歓迎です。
この辺で締めようとした時ふと思ったんだけど、最近何かと電話することが多い。
この記事書いてる前日も関西にいる友達とLINE通話してたし、今日も別のLINEしてた相手と結局3時間ぐらい話していた。
思えばぼくらが小学生とかの頃、普通のケータイで長電話なんかした暁にはとんでもない請求料金が飛んでくる。
それを回避するために、みんなパソコンにSkypeを落としてそれで通話してた。
Skypeはログインしなきゃとかインストールがどうとかで、敷居がちょっと高い感じがあったけど、今はLINEで通話できる時代。パケットさえ使い切らなきゃ基本的にはいくらでも通話できる。しかも互いの場所とか何も考えなくていいし。
インターネットがここまで便利じゃなかった時代に留学してた人たちって、なんかすごいなって思っちゃう。
本当の意味での孤独というか疎外感みたいなものがあったんだろうなと思うと、とても自分にできるものだとは思わない。
そう考えると今自分がしている留学って相当イージーモードだし、そう自分に言い聞かせれば案外残り期間もあっという間かもしれないね。
もうちょっと自分自身を鼓勵して頑張ろう。
さあテスト勉強戻ろうとファイルを漁ってたら、用済みになった下書き用の板書が出てきた、落書きつきで。
もちろんこんなの自分では書かない、数週間前誰かに書かれたんだがすっかり忘れていた。
突然見つけてちょっとクスッときた、勉強がんばりますありがとう。
最後に
旅行費を援助してくれた親と、
暇つぶしのつもりが、気づいたら3時間も電話に付き合ってくれた夥伴のようなあなたに再び感謝。
外で蝙蝠が騒がしいので、ここら辺で。
Hsiao-Jen.