なんか浮かない1週間がまた過ぎていく。
先週、週の初めに夕飯を食べてる時に思いっきり舌を噛み、それからずーっと舌が痛い。
仕方ないのでメロン味のするステロイド入り軟膏、日本で売ってるケナログみたいなの塗ったけど全然治る気配なし。
場所が悪いせいで、食欲湧かないわ舌全体が痺れるわで、気分は散々。
もしかしてどこか体が悪いんじゃないかと思ったが、調べたり考えるだけ無駄なので早く治ることだけ考える。
さて本題、みんな「台湾」或いは「中華民国」で使われる言語と言ったら何を思い浮かべるだろうか。
例えば日本なら、日本語になるだろう。(法律上の規定はないが、事実上の公用語である)
今回はそんな台湾の言語に関して浅く考える。
台湾の公用語問題。
今学期履修している授業の一つで言語学系の授業がある。
ぼく自身は言語領域を専門で勉強しているわけではないが、なかなか興味深いテーマが多い。
先日もその授業を受けて来たが、その一部分では台湾の公用語についての問題について触れていた。
ここにきて突然公用語の問題が出てきたのは、去年政府において台湾の英語教育を更に進歩させるために、英語を第二公用語として制定することを検討・推進する委員会を設立したことから問題になったのだ。
現状中華民國に公用語は存在しないのに、第二公用語として英語を制定させようとするのはどういうことなのか。
ということから、先日の授業テーマが「台湾の公用語問題」になったのである。
台湾で用いられる言語。
冒頭で触れたが、「台湾」或いは「中華民国」で使われる言語って何?
と日本人に質問した時、だいたい返ってくる返事は「台湾語?」とか「台湾語なんかないっしょ、中国語でしょ」と言った答えだ。
そして更に詳細な答えだと、「北京語」とか「普通話」なんて答えも返ってくるかもしれない。
何をもって正確というかわからないが、台湾の立場からある程度正確に分類すると、正解は「台湾語」と「台灣國語」或いは「台灣華語」になる。
台湾語という言葉はあまり日本では耳馴染みのない言葉だが、台語あるいは閩南語と呼ばれる中国大陸福建省あたりで用いられる中国語の方言の一種である。
台灣國語と中国語。
じゃあ台灣國語とは何?
中国語じゃないの?北京語じゃないの?
という話になるが、実は北京語に非常に近い中国語の一種である。
実際台湾人もほとんどが、この言語のことを「中文」つまり中国語と呼ぶし、わざわざ台灣國語とか國語って呼ぶ人はほとんどいない。
もちろん北京話(=北京語)と言う人もいないが。
そもそも北京語と呼ばれる言葉は、中国語の所謂標準語のようなものだ。
ぼくらが一般的に言う中国語というのは、ほとんどがこの北京語のことを指す。
そして先に話した通り、台湾で話される「中文」もほとんど北京話に近い、つまり中国語でいう標準語とほぼ同じ言葉なのである。
現在台湾では基本的に、この「台灣國語」(以下中文と省略する)が用いられる。
ぼくらが大学で受ける授業、日常会話など基本的にはこの言語である。
じゃあ台湾語はいつ用いられるか、多くの場合は御老人の方々の会話で用いられる。
そして聞くところによると、南部の方が台語の使用率が高いらしい。
実際台北育ちの同級生に聞くと、台語は理解できても話せない、と言っていた。
つまりそれぐらい全く違う言葉なのだ、ちなみにぼくは全く聞き取れないし話せない。
台湾にはこれら2つの言語の他に客家人が用いる客家語、原住民が用いる少数言語等、マイナーではあるが数種類の言語が多用されるのである。
ところが、現在まで中華民國には公用語が存在しない。
アメリカなどのように公用語が法律上で制定されていないのである、事実上は台灣國語(中文)が公用語ではあるが。
全員が話せる台灣國語、つまり中文を公用語にすればいいのでは?と思うのだが、そう簡単な問題ではない。
ここから見えてくるのは、つまり台湾人の自国に対する意識なのである。
言語問題から見える「台湾人」としての意識。
台湾は現在、中華民國という国によって統治されている。
これは多くの人が知ることであろう。
中華民國は國共內戰で共産党に敗れ、台湾および金馬地區を統治する謂わば亡命政府であるが、台湾では現在この「中華民國」から独立しようとする動き、すなわち民進党に代表される台湾独立派が台頭している。
ぼくは昔、台灣=中華民國、台灣というのは島の名前に過ぎない。そう考えてた時期があった。
つまり中国共産党vs中華民國という構図しか頭になかった。
頭のいい人たちならとっくにわかってると思うが、そもそも台灣=中華民國という考え方がある部分では正解だが、ある部分では間違えているのである。
これは国を泛綠(独立派、民進党派)或いは 泛藍(国民党派)と二分する大きな問題であり、今回ここで浅はかな知識をもって話すつもりはないので、気になる人は調べてみればよくわかると思う。
話を言語の問題に戻すが、現在の總統蔡英文氏が民進党主席時代の2010年に発言した内容が、非常に興味深いものだったので一部引用してみた。
中華民國是一個流亡政府,在統治的幾十年來,看到威權統治與中國性的合體,中華民國在台灣的統治,其威權體制性與中國性,讓中國文化、中國語言在台灣都變成強勢文化與語言。
簡単に訳すと、
中華民國は一つの亡命政府であり、数十年の統治の中で権威統治と「中国性」の合体が見られた。中華民国が台湾を統治する上で見られたそれら権威体制及び中国性は、台湾の言語や文化を、強く中国文化・言語に変えさせた。
ずいぶん荒い意訳で申し訳ない、もっといい訳があったら教えてください。
つまり泛綠の主張としては中華民國の統治は台湾の文化や言語を淘汰し、所謂「中国文化」を台湾に持ち込んだ、という感じだ。
そもそも現在の台灣國語が使われだしたのは、国民党が台湾を実質統治し始めたころである。
それ以前は日本統治だったため、主な言語は日本語と台語(閩南語)だった。
御老人たちが今でも台語を好んで使う理由は、そういうところなのであろう。
以前外省人の話をしたが泛綠から言わせれば台湾は台湾人のものであり、中華民國は外様。
つまり台灣國語、中文は大陸伝来のものであり台湾人元来の言語ではない。ということだ。
これだけ書いておいて、実は自分自身に出せる結論はない。
もっというと結論を出す勇気がないっていうのが本当のところかもしれない。
ただ言語の問題1つにとっても、台湾問題の複雑さが容易に垣間見れる。
台灣到底是誰的?這塊土地到底是誰的?
どのみち言えるのは、台湾で実際にもっとも用いられている言語は「台灣國語」つまり中文であり、その言語を淘汰するというのは実際無理に等しいだろう。
教育問題であったり、あるいは経済的ロスであったり。
台湾の大学で行っている外国人向けの言語教育も完全に「中文」で行われている、台語は一切教えられない。
しかしこれら一連の主張はただの「政治的パフォーマンス」ではなく、台湾人の台湾人としてのアイデンティティーの主張であるとぼくは考える。
残り時間で、もう少し深くこの問題について知見を得られたらいいなと思う。
かき氷の季節がやってきた。
先日台湾大学界隈で友人とサイゼリアに行っていたのだが、なんだか物足りなくなり2人してデザートが食べたくなる。
サイゼでデザートを食べてもよかったんだが、だんだん暑くなってきたしマンゴーも出てきたし、ってことで近くにあるかき氷屋に行ってきた。
というかむしろ今日のメインテーマはこっちなんじゃないかっていう()
お店の名前は、台一牛奶大王。
台湾大学界隈では超有名なかき氷店。かき氷以外にも、中華圏で冬至の時に食べられる湯圓という白玉みたいなものも有名で、夏だけでなく冬至の時も長蛇の列ができる人気店。
- 花生牛奶冰 80元(約300円)
ぼくはピーナッツと練乳のかき氷を食べた、見た目は全然写真映えしないし納豆みたいとか言われたり散々な言われようだが、味のほうはめちゃくちゃ美味。
一緒にいた友人には台湾人チョイスだねって言われた。
写真じゃわかりづらいかもしれないが、これを1人で食べようと思うと結構大変。
ぼくらはサイゼリアでそこそこ食べてから行ったのもあるが、食べ終わったときにはおなか超いっぱい。
結構な量食べる2人組で行って二人とも苦しくなる量なので、食後のデザートとして食べるなら2人で1つ頼めば十分だと思う。
ちなみに友人はマンゴーのかき氷を頼んでいた。
ちょっと早いがすでに180元でおいしいマンゴーかき氷を食べれる。
写真…?すみません撮ってません、気になる人はぜひ足を運んでみて。
◯台一牛奶大王
住所:台北市大安區新生南路三段82號
アクセス:MRT公館站から徒歩7-8分。
日本でも有名なアイスモンスターみたいな、写真映えする感じの派手さやきれいさのある感じじゃないけど、割と優しい値段で結構ボリューミー且つおいしいかき氷を食べることができるので、ぜひ公館/台灣大學エリアに足を運んだ時は足を運んでみてはいかがでしょうか。
ローカル感も味わえるし、街中の有名店に飽きた人とかもぜひ。
関係ない話。
今回の記事もうちょっとうまくまとめられると思ったが、教養のなさに比例して文章のまとまりも全然ない。
とりあえずは期末までに書かないといけないレポートの下書き程度になったと、無理やりポジティブ思考に持っていく。
これ以外にも、最近自分の表現能力・教養の低さに悔しい思いをすることが多々ある。
焦りすぎて空回りしてるだけなのか、それとも根本的に問題があるのか。
おそらくは後者だろうが、とにかく今は早く体調を治すことに専念したい。
精神的にどうこうより、物理的にいろんなところがボロボロ。たばこもやめたし、お酒もほとんど飲んでないのに…。
あと一番最初に話したが、口内炎があまりに治らない。
それでネットで色々調べたらオキシドールがいいって書いてあるんだけど、どういうわけだか台湾のドラッグストアって全然オキシドールが売ってない。
コンタクトレンズの消毒液がオキシドールらしいが、台湾のを見てみたら生理食塩水ばっか。
日本のメーカーの見たらオキシドールのもあったけど、めっちゃ高い。
日本のドラッグストアって消毒用アルコールみたいに、ボトルでオキシドールとか売ってなかったっけ?こっちにもトモズあるけど、トモズとか行けば売ってるかな。
近所にないから街中でないとだけど…。誰かオキシドールに関していい情報持ってる台湾界隈の人いたら、コメントのほうまでお願いします。
梅雨の時期だ、雨の日が多くなってきて憂鬱。というかまた急激に温度が下がった。
先日まで30℃越えてたのに、この記事を書いている日は東京より気温が下がったらしい。意味がわからないこの国。
インスタ見てたら実家の食卓の写真が出てきた、実家の飯が食べたい。
口内炎で食欲ないのしんどい、早く体調を戻そう。
Hsiao-Jen.