湿気が多いはずのこの国で喉を痛めてしまった、どうやら風邪をひいてしまったっぽい。
相変わらずどこにいても体調管理に問題大ありで萎える。
とりあえず以前こっちで処方された薬飲んで安静にしてよう。
相変わらずしょうもないポエムだけ書いて終わらせようと思ったんだが、ふと風邪をひいて一個思い出したことがあるからちょっとだけ書く。
先断っておくけど、ぼくは医療系は全然専門でもなんでもないからあくまで素人目線で。
麻疹が流行りかけた話。
毎年インフルエンザが流行しだすと、Twitterとかでインフルエンザの予防接種は打たせない!みたいなこと言う人がいて、まぁ毎度「傻眼」って感じになる。
インフルとは直接関係ないが、最近日本で麻疹が流行っているようだ。
日本経由で来たのか、台湾でもいくつか感染例があったらしい。
さっきニュースさがしてたら、台湾のほうはとりあえずひと段落したらしいのでよかった。
ちなみに自分は台湾に来る前ビザを取得するとき、申請条件として麻疹の抗体が一定数以上必要だったために受けなおしたことを思い出した。
予防接種を打たない人たち。
さて本題に入ろう。
ワクチンを打たない、あるいは子供たちに打たせない。という人たちは、ネットでちらほら見かける、ただ単にアクセス数稼ぎのための妄言なのか、それとも本気で言っているのかぼくにはわからない。
調べてる途中Amazonのページが引っ掛かったので、開いてみたらまーびっくり。
まちがいだらけの予防接種―子どもを愛するすべての両親へ (いのちのライブラリー)
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増補改訂版 もうワクチンはやめなさい 予防接種を打つ前に知っておきたい33の真実
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目についた2冊を挙げてみたが、コメント欄をみて色々びっくり。
もしかしてこの人たちは本気で言ってるのかもしれない。
これらの人達がワクチンを嫌忌する理由の一つとして、子宮頸がんワクチンなどに代表される副作用の問題等を挙げている。
確かに副作用の問題はあるが、なら子宮頸がんワクチンを避ければいいわけであって、インフルエンザの予防接種とか受けさせればいいのに。って思った次第。
ところがどっこい、理由はそんな単純な理由じゃないらしい(笑)
まさか今流行しかけてる麻疹の予防接種を受けない人もいるんじゃないか、と思ってGoogleで調べたらいた。
特に麻疹の場合は、MR(麻疹風疹混合)ワクチンとして小さいころに親とかに受けさせられる子供がほとんどであろう。
つまりは親が受けさせないって言ってるんだと思う、傻眼過ぎて記事貼り付けちゃう。
記事の途中、大きい字でこう書いてある。
ワクチンは生態系を崩しているかも?
トンデモ理論すぎて、もしくは自分の頭が足りなすぎて?ちょっと理解できなかった。
これ2017-11の記事らしいが、ちょっと見てたら案の定(?)最近の書き込みを見つけた。
2016年の関西空港で感染が確認された男性はワクチン歴ありです。
感染した人の中にはワクチン未接種も、接種歴ありも、両方いるそうです。
このことからもワクチンの効果が完璧でないことが分かりますよね。
確かにこの氏が言う通り、ワクチンの効果が完璧じゃないことはよくわかる。
そしてこのあと「副作用のことを報道しないのには問題がある、予防接種には副作用が存在するんだ」、という旨の書き込みをしている。
たしかにそれも間違ってはいない。
だからと言ってじゃあ受けさせないという思考に行くのは、ちょっと短絡的すぎるというか頭が弱すぎるんじゃないかと思ってしまう。
そもそも先述した前者2つの理由の可能性ってあくまでレアケースであって、特に副作用に関して言えば怖いし避けきれないことではあるが、もし確率として高かった場合は危険として「子宮頸がん」や一時期の「日本脳炎」等のワクチンのように、刺し控え等が起きるはずであって、そういうことが起きずに世界的に普及しているってことはつまり、それらのリスクを大幅に超えてメリットがあるってことになると思うんだけど、それって間違ってる?
自分だけがいい理論。
この氏のブログを読み進めていくと、「麻疹は既に怖い病気ではない、2004年以降麻疹で子供の死亡者は出ていない」等の主張をされているが、じゃあもし自分や子供が麻疹にかかったら、感染力が強いと言われる麻疹のウイルスをまき散らさない自信があるわけ?或いは隔離されても文句を言わないわけ?
結局はこんなの自分だけがいい理論にすぎないわけであって、ましてやMRワクチンなんて小さい子供が接種するもの。
そんな歳の子供は、おそらくほとんどがワクチン接種の是非など判断できるわけがない、そんなことをして子供を苦しめるだけだということに何故気付かないのだろうか。
最近はインターネットの普及で、良くも悪くも情報が簡単に手に入る時代である。
小学生ぐらいの子でも、わりと手軽にネットサーフィンで情報を集めることができる時代だ。
麻疹が感染力が強いだとか、そんなことも簡単に検索して知ることができる。
もし自分の子供が麻疹にかかって、それを学校内や小さなコミュニティで知られてたらどうなるか。
そのコミュニティの中にちょっとバカでずる賢いガキがいたら、ウイルスがどうのこうの言っていじめてくる可能性だって否定はできない。
ハンセン病患者が差別を受ける国なんだから、そういった可能性だってぼくは十分あり得る話だと思っている。
そうでなくても、例えば自分や自分の子供が原因で他人が重症化したり、或いは不幸が訪れたらどうなんだろうか。
さっきも言ったが、確かにワクチン接種で100%防げるものではないかもしれない、ないかもしれないが、そういったあまりに短絡的な考え方は一種のバイオテロの根源だし、親の無知やエゴで結局苦しむのは子供なのである。
無知ほど怖いものはないのかもしれない。
再びになるがインターネットが普及して以前以上に、良くも悪くも情報が簡単に手に入る時代になった。
ところがこういった偏ったというか、極端な論調が溢れるようにもなっている。
先ほど引用したブログを書いた方も、おそらく子供を必死に育てようとした結果そういう極端な思考に走ってしまったのかもしれない。
子供を育てたことがないどころか、まだ自分は子供なのでなんともその気持ちは理解しきれないが。
しかしそれ以上に許せないというかありえないのは、最初の方であげたああいう本の存在。
適当なことを書いて煽って、無知な人たちで上手い飯を食おうとする連中は見ててあまりいい気分じゃない。
何よりレビューを見てびっくりした。
情報がありふれている時代だからこそ、無知というのは情報の取捨選択ができずああなって怖いし、そもそも無知が許される時代ではないのだなと感じた。
情報云々の話をするとたまに、今の社会は情報操作をされている。
メディアは偏向報道だ、事実を伝えない。とか言い出し、挙句
安倍政権が〜〜〜
って言い出す。
いやそんな情報操作できるんだったら今頃テレビ局や新聞社はほとんど全部潰れているし、インターネットは検索制限なりかけられてるから…。
Twitterの #アベ政治を許さない とか今頃謎の権力でもみ消されてるはずだから…。
そんなことができるんだったらの話だけど。
ちょっと考えれば当たり前のことを、あたかも大げさに煽って無知を釣っていくのも、
商売のやり方としてはいいのかもしれない。
いいのかもしれないけど、無知なだけでそういう連中に搾取されるのもアホらしすぎるし、ぼくは嫌だから無知にならないよう勉強頑張ろうと思った(小並感)
P.S 作者さんたちAmazon経由での売り上げ伸びたら、ちょっとはぼくに広告料ください。
若さってあっという間だね。
ずいぶん話が脱線したから、また関係ない話でもして締める。
先日日本からお客さんが来てて、桃園機場の横でごはんをごちそうになった。
その上日本のレトルトの食品とか、どん兵衛のうどんとか色々頂いた、頭上がらない。
結局ワインのボトルを2人で2本空けて、そのあとバーでまたウイスキーをしこたま飲み、ふらふらになりながら帰った、あまり飲めないワインをたくさん飲んだせいか、次の日は体が全く動かなくなった。
20歳になったばかりの頃はもう少し飲めたのに、最近は限界が低くなった気がする。
台湾に来てから飲まなくなったからだろうか、そういうことにしておこう。
というかあの日は我ながらよく帰れたと思う。
意識は明瞭としてたが、終電も全く調べてなくて結果的には終電チャレンジの連続。
桃園から今住んでる場所までは、だいたい1時間半くらいかかる、新宿から横浜ぐらいまでの距離しかないのに、その割には随分時間がかかる場所だ。
その上11時過ぎまで飲んでたから、そら終電チャレンジになるのも当たり前か。
途中三重という駅で乗り換えたが、警備のおじさんにお前らどこ行くんだ!台北か!?って叫ばれて、ヘロヘロになりながら大声で返事をしたら、トランシーバーで電車止めてくれてたようだ。とにかくダッシュした。
あとで見返したら酔った勢いでインスタにあげてたが、今思えば終電逃したらどうするつもりだったんだろう。
空港から台北市内までは24hバスがあるが、市内まで出たところでってのもあるし。
ああ、とにかく台湾でよかった。
どうやら風邪をひいたのは自分だけじゃないらしい、喉痛いのまで真似されたけど、そんなことまで真似しなくていいから早く風邪治りますように、自分も早く治そう。
五月病も治したい。
Hsiao-Jen.