帰りの飛行機の中にいる。
機材変更できれいな飛行機になったが、最後列窓側に座った瞬間、別の席の台湾人の人が席を譲ってくれないか?と言ってきた。
理由だけ聞いて、結果心の広さで席をあげたけど、通路真ん中の席になってしまった。
映画でも見て時間を潰そう、画面の大きさは最新機材故の良いところ。
台湾に戻らなきゃいけないストレスより、明日朝6時に起きないといけないストレスのがよっぽど大きい。
一瞬の帰国だったが、充実してたおかげか案外長く感じた。
本来の目的である試験結果はさておき、美味しいもの食べれてたし、会いたい人にも会えてきた。
前記事で言った緊張感も多分保ったまま、帰りたくないには帰りたくないが、緊張感の緩みという部分では何とかなってる。
もう2年以上、年間7割台湾・3割日本という生活を続けている。
いくら台湾にいる期間が長いとはいえど、やはりベースは日本にあるんだなと強く感じる。
所詮留学なんてそんなもん何だろうけど。
ただ今回ちょっと予想外なことがあった。
気づけば3年間、日本の秋を感じてなかった。
色々文句言いつつ割と日本に帰ってるつもりだったが、3年間も秋を感じてなかったのは完全に忘れていた。
ぼくは秋生まれのせいか、秋の涼しさと静寂感がとても好きなのだ。
3年ぶりにそれを感じて、とてもしんどい気持ちになった。
同時に、自分には海外移住はできないと思った。
仮にいくら日本と同じような環境の天気の場所でも、多分海外移住はできない。
日本というか、東京の秋の涼しくて静かな感じのあの雰囲気が1番好きだから。
東京わっしょいではなく、純粋な気持ちで生まれ育った場所の居心地の良さというものは、たぶん自分の中では非常に大きいものなのだなと。
余裕があれば来年も一瞬帰りたい。
機内食がきたのでここら辺にしておく。
あと3カ月頑張ろう。
12月は時間作って香港に行きたい。
Hsiao-Jen.