気づけばしばらくブログを書いてなかった。
書きたいことはたくさんあるんだが、ちょっと台湾でやることがたくさんあったり、前からずっと言ってたように日本に一時帰国してたりしてて、なかなかブログを書く時間がなかった。
敢えて近況を書くとしたら、やっぱり今期は「行政法」に追われてる。
というか悩みの9割はそれ、ぐらい行政法が結構厳しい。
でもやらなきゃいけないのは行政法だけじゃないし、今直近でやらなきゃやらないといけないことは、人の家の不動産鑑定を行ってそれの報告書を作らなきゃならないので、一つのことで色々言ってられない。
ただ忙しい時ってのは、真面目に向き合ってれば体の限界を超えなきゃあっという間にすぎてしまうので、とにかく目の前のタスクを潰しつつ、自分がやらないといけないことを明確にしようと思う。
台湾でどうのこうのって話をずっとしててもしょうがないというか、いつも同じようなことばっかり書いてしまうので、たまには自分の趣味の話をしようと思う。
今回日本に一時帰国した理由はいくつか理由があるんだけど、一つに台湾で大量に注文してたCDたちが実家にたくさん届いてたからそれを開封しに行く目的もあったりした。
というわけで、今日は趣味の話全開でいく。
Niagara Concert '83
今回日本で買ったり受け取ったりしたCDの数々。
もうこれだけで大体自分の趣味がバレると思うけど…。
ほんとはクレージーキャッツとか、アキラの話もしたいんだけど、いかんせんにわかなのと長くなるので、今回はNiagara Concert'83だけ取り上げてみる。
最初このアルバムが出ると知ったのは、多分年末ぐらいにGo!Go!Niagaraの再放送を聞いてた頃だと思う。
これが出ると言って、反射的にタワーレコードのオンラインストアで予約したのを覚えている。
今回自分が買ったのは初回限定版なので、CD2枚にDVD付きという豪華セットである。
中身の色々については、きっと他の人がすでに色々書いていると思うからあんまり詳しくは書かない。
しかしこれを最初聞いた時なんとも言えない矛盾というか、複雑な気持ちが自分の中であった。
大滝さんがこの世からご隠居されてから既に8年経つが、きっと彼がまだ表にいたならばこのアルバムやこの中の音源は絶対に出てこなかっただろうということ。
自分のにわかながらNiagaraのファンとして、確かに大滝さんのこういう音源は貴重だから聞きたくなるという気持ちはありつつも、彼ならこういうアルバムは作らなかっただろうなと思うと、買っておいていうのもあれだが少し聞く気が向かないというか。
すごく言葉にしづらい気持ちである。
特にDisc2の最後に収録されている、彼が高校時代に収録したと思われるYesterdayとか…。
ファン心理?としては、すごくうれしいというか貴重というか、そういう気持ちになる反面、なんだか心から喜べない自分がいる。
喜びや幸せという気持ちよりも先に、もう彼はこの世にいないんだという悲しみが先に出てきてしまうのかもしれない。
最後にDVDだけど、まずまず動く大滝さんを見るのはツチノコを見つけるより大変と言われるぐらい、きっとかなり貴重な映像資料なんだろう。
自分も2回ほど見たけども、これもやっぱり複雑かなあ。
2回見たうちの後の1回は、映像を見ずに音だけ聞いてた。
Amazonのレビューにも、このアルバムに対して少し否定的なことを言ってる人がいたけども、ぼくはある程度その意見の同感した。
とはいいつつも、結局予約までしてしまったんだからやっぱり人間の意志なんつうものは、弱っちいものなんだなあと思った。
ちゃんとデジタル化して台湾にも持って帰ってきてはいるんだけども、結局今はクレージーキャッツを聞きながらこの記事を書いている。
クレージーキャッツも大滝さんの影響を受けて聞き出したんだけど、結構自分にどハマりしている。
またクレージーキャッツを聞きながら「青島幸男」って人のすごさというか、「東京っ子」のとして目指したい姿というか、そういうものをすごく感じている。
クレージーキャッツとか、青島幸男とか当然自分らの世代ではないんだけども、東京都民なので都知事をやってた「青島幸男」ってので名前は知っている。
政治的手腕がどうだったかはまた別の話だけど、「東京っ子」としての青島氏の生き様みたいなのはカッコいいなあとすごく思う。
それは彼が作る歌詞であったりから滲み出ているものを感じ取れる。
今まで自分が東京生まれ東京育ちということに、特別な誇りとか感覚はなかった。
一応母方はみんな東京住まいなのだが、父方は関西の家なのであんまり自分が生まれた場所に深い考えを持ってなかった。
けど台湾来てからかな、東京という場所に一種の愛を感じるようになった。
正直最近流行りの、東京的とみんなが囃し立てているよくわからない文化みたいなのは好きじゃないけど、あくまで東京っ子としての泥臭さみたいなのを、自分の心の中で大切にしながら生きていきたいと思う。
江戸の時代ほどではないが、やっぱり東京は上品な場所ではなく泥臭いぐらいが似合うとぼくは思っているし、それが多分長年に渡って自分の中に染み付いてて、どこかに東京から離れたくないという感情を生み出しているんだと思う。
日本に帰って、もし将来家を買うとしたらきっと東京都内に買うだろうし。
23区内である必要はないけど。
日本から持って帰ってきたハイニッカ飲みながら文章書いてたら、段々いろんな方向に飛んで行ってしまった。
実は明日から上海に行くので、早く明日の準備をして寝ようと思う。
東京に帰って東京の空気を吸ったり触れたり、またおいしいご飯を食べに行ったり、彼女に時間作ってもらって一緒に晩酌に付き合ってもらったりとして、4日間しかいなかったがかなり充実した時間だった。
今期はあと1ヶ月とちょっとだけど、頑張って自分がやるべきことやろうと思う。
Hsiao-Jen.