台湾初心者の戯言

台湾の大学を卒業した日本人が、日本社会の荒波に揉まれていくさま

最後の夜。

しばらく入れなくなる湯船に浸かりながらケータイを触ってたら、クソみたいなポエムができてしまったので投稿しておく。

ぼくが大学に通いだしてから、早くも3回目の最後の夜を迎えている、別に大したことではなくて、ただ単に今日でまたしばらく日本から離れなきゃならないってだけの話で、また半年弱後には日本に帰ってこれるんだから、ずいぶんイージーモードな留学生だというのは言うまでもない。

ぼくはやったことないが、やろうと思えばちょっとした休みを作って帰ってこれる、距離の近さ上パワープレイができるのも、台湾留学の一種のお手軽さみたいだのを感じるかもしれない、実際はそんなことないけどね。

ただやるべきことをやるだけ。

ぼくはホームシックとかするタイプではないので、毎回そう言う部分で辛い思いをすることはない、ただ日本の空気なのか、はたまた東京の空気が好きなのか、向こう着いて数日経つとしんどい思いをしだすのはあるけども。

あとはなるようにしかならない、しんどい、辛いだらけの留学生活ではあるけども、やっぱりなるようにしかならないのかっていうのはある。結果の出る幅は最初からある程度決まってしまっていて、最後は自分の能力や努力で少し遊びがある。ぐらいに考えるようにしている。向上心ないとか言われるかもしれないけど、メンタリティが弱いぼくにとっては、このぐらいにしとくのがいいのだと勝手に解釈してる、台湾で心潰したらほんとにどうしようもないから。

それでも自分の中では必死こいて努力している、つもり。

気づいたら辛いテスト期間、そして気づいたらまたテスト。それが終われば暑さにやられながら夏休み。多分そんな感じなんだろう。

 

ひとつだけ

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ただそんなぼくにも、日本にいない間に一つだけ懸念事項がある。

飼ってるペットのこと、これだけはやっぱりずっとずっと頭から離れない。

我が家にはぼくが小学校6年の頃から飼っている文鳥がいる、気づけばもう10年近くの歳月が経っている。

その当時、ぼくはちょうど中学受験のストレスやら家庭環境の不安定さに元々弱かったメンタルが一気にダメになり、そこから立ち直ったのは高校生活後半に差し掛かった頃である。ほんとつい最近の話だ。

そんな辛い時を陰ながら支え癒してくれたのが、この文鳥である。

文鳥の寿命は5-10年生きれば長生きって言われるほうらしく、うちのももう10年目。体内に腫瘍ができてしまい、お腹の上のあたりにぼこっと出来物ができてしまい、3週に一回病院通いをしている。我が家で一番のご老体だ。そんなんでもいつもしれっと、クールに振る舞う姿が、昔から変わってなくて毎回帰るたびに安心感を覚える。

思い出はたくさんあるけど、もうこの子も随分長いこと頑張ってくれたし、いつ天寿を全うするかわからない。ある程度覚悟はしているが、それでもやっぱり最期ぐらいは見送りたい。常々そういう気持ちになり、スーツケースを持って家のドアを開ける瞬間、一気に心が崩れそうな感じがする。

若い時間は刻一刻とすぎていく

自分はまだまだ若造だが、年々時間が経つのが早く感じるようになる。そして老いは案外すぐやってくるような気がしている。

そして大学生というブランドも残り半分と少ししかない。台湾にいるとあまり遊ばない分、日本では若さ故の行動力というか、やりたいことはなんでもやる。といっても、外行って友達と酒を飲みながら談笑するか、1人で車出してドライブに行くぐらいだけど。

昨夜、都内某所で久々に酒に溺れた。

台湾の大学に留学している日本人の友人と会い、若さ故なのか、それとも台湾に戻りたくないという気持ち故なのかわからないが、相当なハイペースで焼酎を飲んでいた。

元々お酒は好きで、たぶん平均より少しぐらいは飲める方なので、家飲みでぐらいしか潰れることはないのだが、昨日は2人で焼酎をボトルで頼み、1人だけ超ハイペースで氷いっぱいのグラスに焼酎を注ぎ、ボトルを7割方開けたところで、友人に大丈夫か?と心配された。そこで初めて自分の体の異変に気付き、トイレに駆け込んだ。割とすぐ出てきたつもりだったけど、割と心配されてとりあえず会はお開きになった。1軒目はお酒が合わず、ビール中ジョッキ2杯飲んだあと、よくわからないサワーを4杯ほど飲んでお茶を濁していたので、そこでの鬱憤もあったのか、30分ほどで一気に酒を飲んでしまったのが失敗だった。しかも家を出る前、風邪薬やら鼻炎薬やらを飲んでたこともたぶん悪さしたんだろう。

とりあえず友人に謝罪しつつ改札まで送り、自分もふらふらになりながら地下鉄に乗ったが、半分ぐらい行ったところで耐えきれなくなり降車。気づけば駅構内のトイレに1時間近くいたらしい。そういう時の記憶はほとんど飛ぶことないのだが、とにかく意識朦朧としていて、立ち上がることもできなくなってしまってた。

なんとか自力で立ち上がり、また地下鉄に乗るも再び数駅でダウン、そこでも完全に意識が朦朧としていて動けなくなりかけたが、大杉漣さんの訃報にびっくりして、そのまま意識が戻ったのを記憶している。結局自宅に帰った時には日付が変わっていた。自宅に着いた瞬間自室の手前で着の身着のまま倒れこみ、あとで帰ってきた親父に救出され、そのまま朝になっていた。

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焼酎は芋!というめんどくさいタイプの人間なので、明るい農村を頼み、大好きな焼酎を日本で飲める最後の機会だとぐびぐび飲んだのが敗因、成人になりたての頃はもう少し飲めてた気もするし、台湾であまり飲まない分ブランク作ってたのと、風邪気味だったのもあるかもしれないが、とにかく自身が潰れて危うく帰れなくなりそうになったことが悔しい。

 
自分らしさを忘れないように

毎度台湾に戻るたび、自分自身を見失いかける。もう大学も2年目だが、やはり周りに流されやすい性格が祟り、自分のペースを維持できない時が多々ある。

台湾にいる日本人留学生の話をすれば、7-8割ぐらいは良くも悪くも意識高い系、ほとんどはいい意味で言っているけど、どのみちあんまりぼくの肌に合うタイプじゃない。しかし彼らこそが本来あるべき留学生の姿なのかもしれない。自分の名誉のために言っておくが、別に自分は勉強してないとかそういうわけではない、ただ旅行だの文化交流だ!なんていうフットワークの軽いことはできない、割と俯瞰してしまう。社会性がないと言われればその通りではあるけど。

ただそんな中でもぼくは十分学べることは多いと思ってるし、自分らしさを崩した瞬間、またメンタルまで崩れてしまうのではないかという怖さもあるので、あくまでマイペースを大切にしていきたい。

 

最後に

なんやかんや、自分は日本に帰る場所があって、たかだか半年ぶりぐらいでも友人たちは喜んで出迎えてくれて、ある意味では台湾に行かなかったら気づかなかったであろう友人たちの存在の大きさに感謝である。

いつも通り締まらないから、最後にいつも通り全然関係話すると、半年ぶりに髪の毛を茶髪に戻した。

先学期台湾で誕生日を迎えたのだが、誕生日の直前付き合ってた彼女に振られるという大失態を犯し、自分の中ではそこまでショックはなかったが、たぶん顔に出てたせいで後輩たちに心配され、そのまま流れで自分たちで金髪にしてた。人生初ブリーチだったが、自分以上に周りの評判が良かったので、今学期も金にしようかと思ったが、現実問題台湾で髪の毛を管理するの面倒だし、そろそろ就活準備やらで色々面倒になるので、徐々に遊ぶのをやめようと思い、とりあえず茶色に戻した次第。

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ちょっと赤目の茶色にしちゃったあたり、まだ遊びたい気持ちはある(笑)

ただ4ヶ月ぶりぐらいの茶色なのに、なんか落ち着かない気分である。やっぱ金髪もままにすべきだっかなあ。

とりあえず明日早いのでここら辺にしときます。

さっきもパスポート忘れかけたことに気づき焦ったので、早く起きて心の準備でもしよう。

 

Hsiao-Jen.