以前からずっと言ってたけど、先週末はちょっくら香港に行ってきた。
もともと海外旅行は全然好きじゃないんだけど、何故だか香港だけはすごく好き。
去年も12月のちょうど同じような時期、多分このブログを始める前ぐらいに初めて香港に行ったんだけど、初めて海外旅行が楽しいと思った瞬間がその時だった。
なんやかんや小さい時にアメリカ西海岸に行ったり歩いてメキシコ行ったり、あとは台湾に行ったりとしてはいたんだが、正直今までは自分でお金を払ってまで海外に行きたいと思ったことはなかった。
というかむしろ、お金を払わなくても進んでも行きたいと思わないぐらい海外旅行ってなんか好きではなかった。
正直今も当分はアジアだけでいいやって感じなんだけどもね、とにかく英語をちゃんとやったらもっと楽しくなるなって思った。
そんな感じで旅行記ってわけでもないけど、たまには海外生活してます風アピールをしようと思う。
香港 - 中華文化と英式文化の混沌とした感じが好き
香港がいいところは、上にも書いたけど混沌とした感じがいい。
あんまり歴史は詳しくないが、もともと英国統治だった香港は今でも街中はイギリス時代(?)の地名が結構残っていたり、トラムが走ってたり、あとは結構イギリス人が多かったりと、結構英式っぽい感じがする。
実際にイギリスに行ったことがないからほんとのところはよくわからないけど。
ただ中華文化の主張もすごい、なんというか英式文化に負けんとする感じというのだろうか。
今まで台湾には何回か行ったけど、正直台湾は一部の伝統的風習と民族以外ではそこまで中華文化ってのもはない気がする。
むしろ自分たちを中華文化って括られるのを嫌悪しているような感もある。(註:この件はちょっと政治的な話が入ってくるのでこの辺にしておく)
実は今回初めて深圳にも行ったのだが、深圳は簡単にいうと無機質な街なように思えた。
基本的に前回も今回も香港島メインで、九龍半島とか新界の方にはちゃんと行ってないのであっちのほうはよくわからないけど、香港島だけでもぼくはすごく好き。
住んでみたら多分感想変わるんだろうけど、もし仕事があってかつ経済的に余裕があり、体制にある程度の目処がついたなら香港移住してもいいかな。って思うぐらい。
ビールがうまい - The Globe
今回はベトナムから日本に帰る途中の親父と一緒だったので、久々に美味しいビールを飲んだ。
香港も所謂クラフトビールというのができて、もうある程度の年月が経つらしいんだけども、今回飲んだこのIPAはおいしかった。
前回もここで全く同じのを飲んだけど、1年越しに飲んでもやっぱりおいしかったのであげておく。けど残念なことに名前を忘れてしまった。
The Globe - Garley Building, 45-53 Graham Street, Central
ちなみにこのお店は、ほとんど外人しかいないパブ。
MTR中環站/Central Stationの近くだから、アクセスはいい感じ。
ご飯はいただいたことはないけど、ビールはおいしいのでおすすめ。
無機質な街 - 深圳
今回は香港島宿泊だったが、2回目だったこともあり香港はそこそこに国境を越えてみたいと思っていた。
というわけで何も調べていなかったのだが、とりあえず陸路でパスポートがあれば国境を越えられるって情報だけを得てカメラとケータイとパスポートだけ持って、初めて中国へ。
香港側の羅湖ってところまで港鐵で行って、そこから陸路で国境を越えることにしたのだが、まず国境線がものものしい。
外国人だから入国カード的なものを書かないといけないのだが、まず普段みない簡体字が落ち着かない。
本能的に簡体字ではなくて英語の説明を読んでしまった。
そして机で書類を埋めている間も、横のでかいモニターで習近平が何かを話している。
書類かくのに集中してて何も聞いてなかったけど。
そしてめっちゃ指紋取られる、2回ぐらい機械で指紋とった。
結局普通に入国できたんだけど深圳に何があるのかすら全く知らなくて、とりあえず国境越えた先のセブンイレブンに入った。
台湾のセブンより若干だけど日本っぽい気がした。
ちょっと国境付近を歩いてみたが、とにかく暗いというか無機質。
不気味だったので地下鉄に乗ってみることにしたが、地下鉄乗るのに保安検査を受けるなんて知らずにそのまま素通りしようとして怒られる。
保安検査してから切符買ってないことに気づいて一旦出て、また保安検査を受け直したりした。
地下鉄自体は超先進的だったけど、めっちゃ警察官?警備員?がいてなんだかものものしい雰囲気だった、落ち着かない。
もともと長居するつもりはなかったので、福田という別の国境時点に地下鉄で移動し、福田から香港に帰ろうとした。
あとで知ったが、福田のほうが国境としては大きいらしくてショッピングモール?を自称する建物があったのでちょっと行ってみた。
上はマンションで、下がショッピングモールって感じだったんだけど、廃墟とあまり変わらない雰囲気だった。
普通に店も営業してたりしたんだけど、上のほうのフロアへ行く通路は閉鎖されてたり、ところどころ電気が暗かったり。
なんだったんだろうあの雰囲気、とにかくあんまり治安がいい感じはしなかった。
今回は特に国境付近にしかいなかったからだけかもしれないけど。中心街行ったらもっと違うかもしれない。
びびってあんまり写真撮らなかったんだけど、ちょこちょこ現れる簡體字がちょっと落ち着かないというか。
あと公安ってチョッキ羽織って怖そうな顔してる人たちがたくさんいた。
ちなみに何も調べてなくて、香港へどうやって帰ればいいかわからなくなって一瞬焦ったのは内緒です。
カジノタウン - 澳門
次の日はマカオに行ってみた、マカオもまだ行ったことがなかったので。
香港島からフェリーが出てるのでそれに乗ったのだが、乗り物酔いとか滅多にしないぼくですら酔いそうになるぐらい揺れがひどかった。
たまたま天気があまりよくなかったのもあるのかもしれない。
フェリー内は日本人が結構多かったけど、なんか海外でワイワイしてそうなあんまり頭のよくなさそうな人たちが多かった。
相変わらずノープランで国境付近をぷらぷらしてたが、国境越えてすぐ見えるのがカジノ、その次に見えるのもまたカジノ、コンビニよりカジノの方が多いんじゃないかってぐらいカジノ。
残念ながらぼくは賭け事に一切興味がないので入らなかったが、大陸人や日本人を始め多くの外国人がカジノに吸い込まれて行くのを見かけた。
もともとポルトガル領だったが、国境付近だけをみるにあんまりそういう感じはなかった。
ただバスとか標識とかにはポルトガル語が書いてあって、なるほどなーってなった。
今調べたら、もうちょっと街の中心行ったらポルトガルっぽい場所もあったっぽい。
適当に入った薄暗いビル、なんとも言えない雰囲気だった。
少なくともポルトガル感は一切なかった。
香港のような彩色感はなかった。あと街中は結構簡体字の比率も高かったような気がする。
まず香港ドルを両替すらしてなかったのだが、どうやら港幣、澳門幣どれでも支払いは受け入れてくれることが多いらしい。
ちなみにぼくが周った周辺は人民幣もOKだった。
- 牛肉酸辣粉 45澳門幣
雨が降っていた上に香港よりも随分寒かったのと、何か腹ごしらえをしたいと思いたまたま通りかかった酸辣粉の店に入った。
小さい食堂みたいな感じで、ぼくが入った時点では地元の高校生しかいなかった。
たぶん粵語で話しかけられたんだけど、さすがにわからなかったので反射的に普通話を話してしまったのだが、すぐ普通話で返してくれた。
ただ訛りがすごくて何をいってるのか、最初いまいちわからなかった。
ちなみに酸辣粉は多分中国の料理で、台湾でも普通に食べられる。
せっかくマカオだしポルトガル料理とか食べたほうがよかったかもだけど、香港ドルも300HKDぐらいしかなかったし、1人だったしまあいっかって感じ。
普通においしかったけど、調子乗って小辣にしたから辛かった。
微辣でよかったかなって感じ。
でもはじめて中国語話せて便利だなと思った。英語だけだったら多分入れなかった。
香港の好きなところ - 信号
香港の好きなところは色々あるんだけど、信号の音と構造が好き。
赤信号から青になる時黄色になるの、イギリス式?ヨーロッパとかにある?のと同じようなパターンだと思うけど、結構好き。
ただ前回行った時はまだ白熱電球の信号多かったと思うんだけど、今回行ったらほとんどLEDになってたのが少し残念。
今回の香港旅もやっぱり楽しかった。
相変わらずノープランぷらぷら旅だったけど、学生のうちにももう一回香港行きたいなって感じ。
あと中国大陸をもっと回りたいと思った。
ただやはり学生が旅行しようと思うと、少し経済的負担が大きい。
今回は別行動だったとはいえ、宿と朝夕飯は親父と一緒だったので経済的負担は0に等しかった。
これを自分のお金だけでやろうとすると、一体いくらになるんだろうかって感じである。
日本にずっといてアルバイトとかできて収入が多少あるんだった別だけども、現状台湾では年収がないのでちょっと厳しい。
日本の大学生が台湾に来たがる理由もよくわかる気がする、相対的には安いから。
現実逃避のための旅行だったのだが、帰りの飛行機が結構地獄だった。
台北行きだったのに、大陸の人たちが多くて。
たまたまマナーがあんまりよくない人たちが多くて、席譲ってくれだのあーだのこーだの。
わざと日本のパスポートを手に持っていたのだが、構わず中国語を話してきた。
1時間半だったのと、キャセイだったし映画みてればあっという間だから結局譲ったんだけども。
しかし桃園空港について台湾の匂いがした瞬間、なぜだか少し安心感を覚えた。
バス乗って碧潭に帰って来たときに吊り橋の上から風景眺めて、やっぱり安心した。
バス降りた瞬間に鼻にきた台灣のタバコの香りも、なんだか少し安心した。
個人的にはちょっと不愉快な出来事だったけど、とにかく現実逃避できたからまた台湾で頑張ろう。
Hsiao-Jen.